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市場業務とは

銀行では常に預金残高と融資残高のバランスを取ることが必要です。こうした「預貸ギャップ」の調整には、たとえば住宅ローン融資などの長期的なギャップには、証券市場で金利スワップ(同一通貨間で異なる種類の金利を交換(スワップ)する)や債券先物など長期の金融商品を調達し調整したり、企業向けの短期貸し出しによるギャップでは、インターバンク市場(参加者は金融機関に限定された資金の運用と調達を行う場)のコール・手形市場で調整を行います。

預金超過の問題

「貸出金」と「実質預金」とのバランスは重要であることは前述しましたが、長年の景気低迷のため融資ができず、現在実質預金が超過している状態です。結局は国債の運用に回りますが、日本の債務問題を考えると国債の運用も決して安心できるものではありません。